アマルカンタクから流れ出たナルマダは、瞬く間にその水量と力を増す。水源より200キロ、ジャバルプールのべラガートで壮大な滝となって流れ落ち、マーブルロックの峡谷を通ってゆくナルマダのえも言われぬ偉大さ。 |
| 部屋の窓から見える交差点。 |
早朝ジャバルプールを出発、乗合の三輪車に乗ってベラガートへ。案の定乗れる限りの人を詰め込み、埃にまみれジャンピングしながら走る。
急ブレーキの度に乗客は激しくぶつかり合うけれど、他の乗客と話をしたり、外の景色を見ながら行くのは結構楽しいもの。 |
まずはマーブルロック:大理石の峡谷に行く。 |
氷河のように見える銀色の岩が両側にそびえ立ち、
その合間にはヨギが暮らす。川の中央にある6畳ぐらいの浮き島にも小さな祠があり、炎天下に一人のサドゥーが暮らしていて、通りがかる人々は賽銭や食料を捧げる。 |
両側にそびえ立つ大理石はまるでナルマダが岩山を切り裂いたかのよう。 峡谷の幅が狭くなってくると、岩の上にはChausath Yogini(64のヨガ)寺院があり、伝説によるとゴンド族の王妃ドゥルガヴァティの城へ続く地下トンネルもあるという。さらに進むと白い霧につつまれたナルマダの滝、Dhuandhar(煙の滝)が目の前に広がる。 |
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ナルマデーハール! |
ベラガートの道沿いには土産物屋が並び、大理石の彫刻や石像が売られている。 |
私達のティルタヤトラ(聖地巡り)は残すところ数週間となり、ドイツへ帰る準備をするためにデリーに立ち寄る。暮らしに必要なものを買い込み、大型のかばんに詰めこむ。 |
デリーでは馴染みのツーリストバンガローですごす。ある日突然大きな象がやってきた! |
トルシーは「乗ってみるかい?」と誘われても、あまりの大きさにおののき、首を横に振っている。象使いの芸を見てやっと笑いがでると、パパにしがみつきながら恐る恐るお腹のところを撫でてみた。 |
《 写 真 集 》