2000年のお正月を迎え、南インド最大の聖地ティルマラへ初詣に出かける。
ティルマラはベンカテシュワー(ヴィシュヌ)神の故郷でありインド全土から参拝者が訪れる大本山。ヴェンカテシュワーは通称バラジとも呼ばれ、知らぬ人はない南インドのスーパースター、サプタギリ(七つの聖山)の中心 Venkata hill の主。 |
山頂では、どこからともなくハヌマン登場。
ハヌマンはラーマヤナの中で、スリランカの魔王ラバーナにシータを誘拐されたラーマ王子を助ける勇敢な猿の主長。 |
私達は彼から少し離れて腰を下ろし、 ラーマヤナの話をしながらハヌマン・ババを写真におさめて数ルピーを捧げる。 |
ドラヴィダ様式特有の石像をほどこした
ティルマラの寺院群は、新年のお祝いでライトアップされていた。
神々やシンボルをあらわす壮大な照明芸術の祭り。光と鐘の音と香の煙が渦を巻くバラジの故郷、なんと幻想的な初詣だろう。 |
ティルマラでは風力発電で必要な電力を供給している。 |
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パンチブータ(五大元素)(Kalahasti(風)、Tiruvanaikka(水)、Tiruvannamalai(火)、Kanchipuram(地)、Chidambaram(空))の一つカラハスティはVayu Kshetram(風)の神がリンガの容で崇められています。
カラハスティのリンガは古代、クモや蛇や象が献身を奉げ、解脱を与えられたという伝説で知られる。こじんまりとした古い寺院には、いつもカラハスティ賛歌や鐘の音が鳴り響く。 |
風の神ヴァーユのリンガとデビ |
《 写 真 集 》