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Chattisgarh 2 (Sihawa)


旅のあらすじ

 チャッティスガーを流れるマハナディ川の源泉があると聞いてシハバの村までやってきた。さすがに今まで見てきたインドとは違う、原住民族の土地にいることを肌に感じる。 インドの奥底、絶境の地へ来たと・・・ 風景は荒々しく、赤茶色の大地に岩山や巨岩が転がっている。村の中心地には移住してきた農民や商人が集落を作り、荒野の合間にはさまざまな部族が暮らす。先住民族の信仰もまたヴェーダに基づいていて、後から入ってきたヒンドゥー教と混ざり合いながら、独自の文化を保つ。

 地元の人達は、7人のリシ(聖王)の伝説を語る。 シハバの村にそびえる岩山にはその一人、シュリングリリシが暮らしていたという。そして、その山頂にはマハナディ河の源泉があるらしい。インド神話には人里はなれた神聖な場所に暮らす様々なリシの話が登場し、精神世界にて神々と共にすべての魂を修める聖なる王としてインド各地で崇拝されている。この広大な砂漠とジャングルの合間に育まれた文明は私達を魅了してやまない。

砂漠のような荒野がどこまでも続き、点在する農村の周りには稲田が広がっている。





  この村にある唯一の宿泊場所、PWDレストハウスと呼ばれるバンガローに滞在することになり、私たちは花にあふれる美しい庭、そして赤い絨毯と蚊帳の付いた広々とした洋風の建物に通された。数時間のうちにシハバの村では、突然の外国人一家の出現がトップニュースとして速報されたらしく、日が沈んで暗くなりかけた頃にこっそりと出て行くと、すでに村中が私達に注目していることを知る。村のメインストリートを歩いてみると、野菜売りはもう店を閉めていて、 日用品店を営む商人に呼び止められると、一家総出の大歓迎を受けることに。 食事の誘いは断り、トマトを幾つか頂いて再びバンガローへ。
 インドでは多民族が暮らす地域や閉鎖的な場所、宗教に厳格な土地で、私達のちょっとした言動が危険や重大な問題を引き起こすことになりかねない。人々との会話には注意を払い、周囲の状況を常に見極める必要がある。ティルタヤトラを実践している私たちは聖河マハナディをたどってここへ来たのであり、我々に向けられる 数多くの質問に誠実に旅の目的を答えることによって、平穏に受け入れられ、コーポレーションも生まれる。


 翌日の朝から、頭に油を塗り正装した村人達が次から次へと挨拶にやって来た。 村のドクター、学校の先生一家、商人とその娘、学生のグループ・・・私達は身動きが取れない状態になってしまい、二日間かけてひと通りの挨拶を終えると、チョーキダー(門番・管理人)はバンガローの門に鍵をかけてくれた。敷地内にはチョーキダー一家も暮らしていて、子供達はすっかり仲良くなって毎日庭で一緒に遊んでいる。




シュリングリ リシ

  ほとぼりが冷めた頃、チョーキダー(門番)一家と村の聖山へ。もちろん多くの村人が私達を山上へ案内すると申し出てくれたけれど、チョーキダー一家と行くことに決定。この日は彼らの晴れの参拝となり、洗った服を着て髪もきれいに整えて胸を張って出発。私達はまるで大名行列が行くかのように人々の注目を浴びながら村を横切り、はずれにある岩山の麓に着いた。

 


 山の麓にはリシが毎日沐浴したと言われる美しい池があり、その水面にはそびえる岩山が映し出されていて、まるで神話の世界。山の中腹には深い洞窟があり、サドゥや巡礼者の火の跡がいくつか残る。洞窟をさらに奥へ入って行くと、そこには一人の老婆がシヴァ神の妻、女神カーリーと暮らしている。暗い岩の間、オイルランプの明かりに浮かび上がる、どくろを首に巻いたカーリーと老婆は、飾られたヒンドゥー教のカーリー寺院とは違った生々しさがある。



 山の頂上にそびえる岩は、遠くから見ると巨大なナンディのように見える。
この岩の足元にリシは暮らしていた。

 

シュリングリリシ。
岩の合間に坐すシハバの聖王は、村人に親しまれ、山に暮らすサドゥや僧によって献身的に崇拝されています。香や花、持ち寄った供物を捧げ、リシの足元に触れることができます。 僧の話を聞きながら、その昔リシ達が神的な力を持って暮らしていた頃を思い描く。 彼らは稲妻や光線を使ったさまざまな技を用いて交信し、地上界と神々の天界との仲介を果たしました。






 同山頂にあるかわいらしい小さな祠の中に、私達が目指してきたマハナディ河の源泉があった。 こんな岩山の上に泉があるのは不思議だけれど、山を歩いていると地面から湧き出た水があちらこちらから流れている。

 祠の中を覗くと、 シヴァリンガムの手前にマハナディ源泉の穴が。このシヴァリンガムと源泉に滴り落ちる水が供えられている限り、麓の池にも水がたまるとのこと。すなわち、この穴へ落ちる水無しには、マハナディは涸れてしまうというのだ。

 

祠の傍にある古い石像は日本のお地蔵さんにそっくり。




荒野へ

 私達を訪ねてきてくれた、町のPWDオフィスで働く年配の男性は このあたりの地理や歴史に詳しい。 少しは英語も通じるので、私達は溜まっている質問を取り出してみる。彼の案内で、数十キロ離れた聖山にマチクンドリシを訪れる計画が出来上がる。


 日本人の私がサリーを、インド人がワイシャツを着ているのはどこかおかしいように見える?多くの男性はクルタとパジャマやドーティをやめて、ズボンとワイシャツを着用。 反対に女性は今もサリーが多く、奥地へ行くほど民族衣装のみになる。
 デーヴァスタン(聖地)では神々の名を称えていただきたい。異国人として注目されるのはやむを得ないけれど、私達は 不必要に騒ぎ立てることがないように、ヴェーダに従った生活を実践するように心がけている。

 

 

 

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