ホームページはじめにインド旅行学ティルタヤトラ旅のあらすじ写真集ヴェーダの神々シンボル聖地と寺院人と暮らし旅の知恵ヤントラゲストブックE-Mail







〔(1)写真集|(2)デザイン


インド女性による伝統芸術、コーラム(又はランガヴァリ)は様々なシンボルやデザインを描く砂絵の世界。
女性達は、子供の頃から母親や姉妹と共に、玄関先にコーラムを描くことを習慣にしています。
女性に適する64種類の芸術のひとつとして、美しいコーラムを描くことは花嫁修行の一部でもあり、
祭儀のときや日常的に住居や寺院の入り口を清潔に美しく飾りつけるのは
一人前の女性としてとても大切なことなのです。 そのデザインや色合わせは限りなく、
女の子達は、創作力とアイデアを持ち寄り、様々な模様を生み出すと同時に集中力を養います。




 

色のついた砂や米粉を指の間から滑らせて
床に絵を描き、訪れる神々を歓待します。




南インドでの美しいコーラムは、あっという間に
フリーハンドで描かれてゆきました。
早朝、地面を新鮮な牛糞で浄化して、コーラムが
出来ると水を振りかけ花を添えて一日の始まり。




切れ目のないラインを書くことから始まり、
北インドではその中に色をつけていくので
ランガヴァリ(ランガ=色)とも呼ばれます。


調えた地面には、まず点を打ち、
その点上に線画を書いてゆきます。




聖草Tulsiを表したもの。




風に吹かれ、足で踏まれて
少しずつ壊れていくので、
女性たちは限りない図案の中から、
毎朝新しいコーラムを描くのです。


 

盛大な祭りのときなどは、長い時間をかけて豪華な
コーラムを用意します。時間と共に砂絵は土埃と混ざり
地面全体を色づけるので、そこを這う小さな生き物達も
コーラムを楽しむことができるのです。




ラクシュミ・プージャの日には
幸運の女神ラクシュミを迎え入れるため、念入りに。

バザールでは色砂やデザインを紹介する
パンフレットが数ルピーで売られている。




人気のあるランガヴァリのひとつ。
ヴィシュヌ神の足やココナッツ、
スヴァスティカ〈卍〉
モチーフにしたデザイン。




店の入り口には女神ラクシュミを
歓迎するランガヴァリ。





風に散ってゆく美しいコーラムは、神々を喜ばせ、道行く者を楽しませてくれます。
早朝の静寂の中、色鮮やかな路上の画廊を見物。新鮮な喜びと共にインドの一日は始まるのです 。





〔コーラム: (1)写真集 | (2)デザイン 〕≫≫≫



ホームページはじめにインド旅行学ティルタヤトラ旅のあらすじ写真集ヴェーダの神々シンボル聖地と寺院人と暮らし旅の知恵ヤントラゲストブックE-Mail

© by Fumiko