ホーム

写 真 集
サイト13へ戻る [目次][1][1a][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][13a][14][15][16] サイト14へ進む


サイト13a

Amarkantak


旅のあらすじ

 アマルカンタクの村には巡礼用の案内図が売られていて、ジャングルの中に点在する聖地が紹介されている。(ページ下) この図をもとに私達もいくつかの場所を巡ってみることにしよう。近くは徒歩で、遠いところへは村からトンガ(馬車)に乗って行く。ジャングルには三つの滝、異なった色の七つの泉、神岩、大小数多くの寺院が点在し、そこに暮らすサドゥや住人との出会いもまた興味深い。

 世界の物質現象は真実であるけれど一時的なものであり、やがて消滅する。ジャングルの奥深くに育まれてきた、ヴェーダに基づくアーリアンの生き方には、時を超えたサナタナダルマ(始めなく終わりなき活動、又は宗教)の一部を見ることができる。‘ アーリアン ’とは生命の意義を知り、自己実現を目標とした文明を持つ人、という意味。


 私達が滞在するラーマ寺院のベランダからは、ナルマダ寺院群を全貌することができる。空高く伸びたパームの木の横にナルマダ水源と寺院があり、その向こうには太い大木がそびえている。夕方には寺院のスピーカーから流れるアールティやバジャン (儀式や賛歌)がジャングル一帯にこだまする。

 

 村の反対側からの眺め。
中央に見える古い無人の寺院群は、古代のナルマダ源泉。 手前の空き地にはここで数日をすごした巡礼者の火の跡が残る。

 


  村の中央にある大木は、昼夜となく心地よい休憩場所であり、人々の交流の場にもなっている。多くの村にはニーム、ピーパル、バニヤンの木が植えられ、浄化された神聖な空間を創り出す。

 ナルマダ寺院の傍に立つ大木は、昼間は大きな木陰を提供し、夜には牛や巡礼者がその下に眠る。アユルヴェーダによると、ある種の木は傍で過ごすことによって生命に様々な影響をもたらす。人々や動物達はその効果をよく知っている。

ジャングル遊歩


 トンガに乗ってジャングルツアー。 排気ガスを撒き散らすジープで走り回るよりも、インド各地に見られるこうした手軽な交通手段は 、時間にせかされないゆったりとしたピクニックに最適で、森の中を広範囲にわたって散策することが出来る。


小川を見つけると牛たちと共にしばらく休憩。

聖なる森には自然と動物や人間が
ハーモニーを保って共存している。

 

 "Dugdhdhara"白い煙を上げながら、轟音と共に数十メートル下へ落ちる美しい滝。まわりの岩肌一面に伸びた木の根が野趣にあふれる光景を創り出している。

 

 

 

 

 ジャングルに残る古代信仰は今も生き続けている。地面は牛の糞を塗って美しく清潔に保ち、赤い色粉で塗られた神像の前には米などの供物が捧げられる。巡礼者はこのような名も無き小さな神像も見落とすことなく手を合わせる。

 

 

 

 ジャングルには七つの泉が点在するそうな。そのひとつ、 凍るように冷たいエメラルドグリーンの泉を発見。横には小さな小屋があり、巡礼者やサドゥが生活できるようになっている。日当たりの良い場所で水浴びをして、午後の暑さを避けて昼寝もしてさらに先へと進む。


 


ワニに乗る女神ナルマダの生誕地を中心に
‘ 女神の庭 ’の案内図。

 案内図の右下にあるBhrighu- Kamandal という名の岩へ。

 岩の下方にある、腕が通るほどの穴の奥には常に水が溜まっていて、昔ここに暮らした聖者ブリグーの水差しと呼ばれる。


 

 

 写 真 集 

サイト13へ戻る [目次][1][1a][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][13a][14][15][16] サイト14へ進む


ホーム

ホーム  はじめに  ティルタヤトラ   インド旅行学  旅のあらすじ  聖地と寺院  シンボル  ヴェーダの神々  人と暮らし  旅の知恵  コーラム  ヤントラ



© by Fumiko