二つ又はそれ以上の河が合流する所を「サンガム」といい、 その多くは破壊の神シヴァの聖地として寺院や火葬ガートのある巡礼地。 サンガムには旅をしているサドゥや巡礼者も訪れ、火葬場に住んでヨガを修練するアゴラサドゥも多い。 ナルマダに流れ込む900以上の支流はナルマダの子供達といわれ、その合流点の一つ、ナルマダ川とカウバリ川に挟まれて浮かぶ島が聖地オームカレシュワールです。 対岸からオームカレシュワール島を眺めると、そこには何千年もの歴史を一望する景色が。人はここでナルマダとのダルシャン(対面)を果たし、無上のの喜びを得る。
ボートに乗って島へ渡り、島全体に建造された巨大なオーム(神の非人格的な象徴、エネルギー)
の石垣に到着。巡礼者はこの石垣に沿って島をめぐり、その中に点在する寺院を訪れて供物を捧げ、
ナルマダで沐浴したのち、ジョーティ(光)リンガムの一つ、Sri Omkar Mandhata 寺院のOmkanartリンガム(絵右上)にダルシャン。 無数にあるシヴァ寺院のリンガムの中で、ネパールとインド全土にある12のジョーティ(光)リンガムは、その超自然的な兆候から特別に崇拝されています。 |
オームカレシュワールへは、気が遠くなるような鈍行列車に乗るか、インドアまたはカンドアからの悪路を長時間かけて走るバスに乗るかを選択しなければならない。
Simple living high thinking ! ここまでくると、ナルマダ聖地のシンプルな在りかたに、普段からモットーにしているこの言葉を思い出す。島の巡礼宿に部屋やロッカーを借りることが出来る。私達はダラムサラ(巡礼宿)のロッカーに荷物を預けてジャングルへ。 |
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石を積み上げて洗い場や昼寝用の寝床に。 |
20リットルの水がめ(マトゥカ)はバザールにて数ルピー。毎日新鮮な水をくみ上げる。すりおろしたニアマリの実をマトゥカの水に数滴混ぜ込むと、ナルマダの水は殺菌・浄化されて味を増し、
この上ない飲料水に。水の少ないときや雨季の始めにはとくに効果的。 |
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かまどは清潔であることが大切。新鮮な牛の糞(殺菌・浄化作用に優れる)
と土を混ぜて水で練ったものを、満遍なくかまどのまわりに塗りつけると、心地よい清潔な台所が完成。こうした自然要素に対する考慮は日々の生活を浄化し、
インドの自然や人々との交流を滑らかに保つ。 |
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近くにある古いスーリヤ・マンディル(太陽神の寺)。 |
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インドには赤ザルと黒ザルが群れをなして暮らしている。黒ザルは菜食でおとなしく、
その知的な行動と神妙な表情には、インドを代表する猿一族の誇りが見える。反対に肉食の赤ザルはとかく強暴。
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夜、ロウソクやオイルランプでスルヤ・マンディルをライトアップしてみる。
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ロバも沐浴・・・ |
《 写 真 集 》