ホーム

写 真 集
サイト7へ戻る [目次][1][1a][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][13a][14][15][16] サイト9へ進む

サイト8


Chattisgarh3 (Sihawa/Sirpur)


旅のあらすじ

 夜になると、荒野の向こうから魂のこもった歌声が聞こえてくる。 音楽は真夜中まで何時間も続き、どこから聞こえてくるのかチョーキダーに尋ねても、向こうの方角だ、と指差すばかりで詳しいことは判らない。荒野の中に住む人々がもたらすバジャンや民謡は、ときに人間技を超えた迫力で、その歌声や太鼓の音は風に乗って遥か彼方までこだまする。CDやカセットで聞くインド音楽とは一味違う熱気満々のライブコンサートに耳を傾ける。


  数日が過ぎると噂はさらに広まり、近くの村からも役人や警察官が私達を観察しにやって来るほどになってしまった。近年のインドは衛星テレビの普及がいちじるしく、砂漠のど真ん中にある村でも裕福な家庭ではハリウッド映画やMTVが流れているらしい。 訪ねて来る商人の娘達はマイケルジャクソンのファンだといい、興奮した彼女達は、何か勘違いしたかのように私達と写真を撮り、サインを求めてくるのであった。
 シタを想いラーマ王子が涙を流す連続ドラマ、「ラーマヤナ」が無くなりませんように・・・。
今回の旅で驚いたのは、アーリアンとして神とその文化を誇りにしてきたインドの人々が、物質世界にコンプレックスを持ち始めたこと。


リシを訪ねる

 ジープに乗りこんだ私達は、村を出る前に案内人の家を訪れて家族と一緒にお茶を飲み、記念撮影。奥さんも同行することになる。




 原生林の山々や美しい湖に恵まれた南部チャッティスガーには、素朴で雄大な自然が広がっている。ただ、交通手段が極端に限られていて、どこへ行くにも莫大な時間を要する。様々な部族がそれぞれの生活様式や道徳をもって暮らす無法地帯で、私達の存在がこれほど知れ渡ってしまうと、ヒッチハイクや野宿の旅は難しい。


“虎に注意!?”

 



 シハバより30キロあまり奥地へ。この辺りは巡礼者が訪れることも稀なようである。聖山の麓に着くと、私達は道なき岩山を登り始める。
 数時間後、山頂に到着。原始林の間にうっそうとした沼やマチクンドリシを奉った祠と寺院があり、一人のサドゥが暮らしている。彼はジャングルにある木の実や草木を食べ、たまに訪れる村人からの布施で生活している。


ここでは写真を控え、持ってきた砂糖や茶の葉などを捧げて皆でチャイを飲み、サドゥの話に耳を傾ける。サドゥの案内で、ジャングルの奥にある巨岩までさらに歩く。



 その昔、ある部族の王と妃がこの岩の洞穴で暮らしていたという。周りに並ぶ石像はアディバシのものとは思えないけれど、時代の流れの中でこの場所がいつも聖地として崇められてきたことを示している。
 頂上に突き出た巨岩に登ると、遥か彼方まで見渡すことができる。



 

Sirpur

 “City of wealth”と呼ばれるマハナディ河沿いの古都シアプールは、オリッサよりチャッティスガー一帯に広がった古代コーサラ王国の首都であり、一時はインド仏教の中心地として栄えた歴史を持つ。郊外には仏教遺跡も多く、村の中心は大小のヒンドゥー寺院群がひしめきあっている。
  村にはとても小さなダラムサラ(巡礼宿)が一軒あるけれど、空き部屋は無い。私達はマハナディ河沿いにすくっと立つ古いシヴァ寺院に滞在することになった。

 この寺には老婆を先頭に三家族が住み、合計十数人の子供達がいる。女性達は石臼で麦をひき、川へ洗濯に行き、裏庭に飼われた牛の世話してお婆さんの指示どうり忙しい毎日を送っている。 「この寺ができて何年になるのかは知らないけれど、とにかくものすごく古いことは確かよ」、と彼女達は誇り高く話す。寺の中を厳しく采配しているお婆さんは、「神様がすべてを見守っているんだよ」、とにっこり。

 


ラクシュマン寺院。
村の中心から少し離れた森の中に、古代の王によってヴィシュヌ神に献上されたレンガ造りの寺院群がある。自然とハーモニーを保つ、ユニークかつ繊細なこのラクシュマン寺院に、古代インド王朝の文化を思い描きながら、誰もいない静かな午後を堪能する。寺院群の中には考古学博物館もある。

 

 

 週に一度の青空市に村中がにぎわう。新鮮な野菜や日用品がずらりと並べられ、大声を張り上げる野菜売りと値引きのやり取りが続く。普段、女性はあまり村の中を出歩かないけれど、この日ばかりは彼女達の出番となリ、色とりどりの衣装をひるがえして買い物やおしゃべりに興ずる。



 

 

 写 真 集 

サイト7へ戻る [目次][1][1a][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][13a][14][15][16]サイト9へ進む


ホーム


ホーム  はじめに  ティルタヤトラ   インド旅行学  旅のあらすじ  聖地と寺院  シンボル  ヴェーダの神々  人と暮らし  旅の知恵  コーラム  ヤントラ



© by Fumiko